2016年4月14日木曜日

こころの取扱説明書:基礎講座の説明

カウンセラーはクライエントの悩みを解決します。

そのためには「心のカラクリ」を知る必要があります。

心のカラクリが分かる地図があれば便利です。

それが「こころの取扱説明書」です。


“こころ”は摩訶不思議です。    

ひとはなぜ悩むのか?

悩みは何処から来るのか?

悩みから、救われるにはどうすれば良いのか?・・・・等々

フロイトやユングが心の謎解きし始めて


100年以上が経ちますが、

答えは未だに見つかっていません。

永遠のテーマです。

その事は専門の学者達に任せましょう。

第1章:カウンセリングとはなに?

カウンセラーは心のカラクリが理解できなければなりません。

クライエントは人と仲良くなりたいのです。

でも、逆の行動を起こします。

そこに隠された「シナリオ」を

カウンセラーは見つけなければなりません。



人は「共生の動物」です。

決して独りでは生きていけません。

人と交流:コミュニケーションによって

存在感を感じ、

こころの安定を図ります。

処が、クライエントはトラブルを起こす

コミュニケーションを行います。

第2章 コミュニケーション能力

人は話を聴いてくれる人を探し求めています。

悩み、苦しみ、傷ついた人は

優しく、受け止めてくれる人を探し求めています。

「こころの叫び」を吐き出し

聴き、受け止められる事により

こころは癒されます。

これが、カウンセラーの役割です。

第3章:無意識の世界を知る

「おはようございます」と

挨拶をしただけなのに

「うるさい」と、

噛みつかれた。

何時も通りに、仕事を行っているのに

ミスを犯しているように言われたり

怒られたり!

こんな経験は、経験はありませんか?

これは、無意識の中自分が起こしたことです。

この無意識の声を聴くのが、カウンセラーにとって大切です。

第4章:自分を受け入れる

私達は人から嫌われ事を怖がります。

それ故に、嫌われないように

自分に嘘をつき、相手に合わせて生きています。

知らない事を知らないと言えない。

言えばバカにされる。

まして、「No」なんて、絶対に言えない。

嫌われ、傷付けられるから。

「自己否定」

他人の評価で自分を決めています。

カウンセラーは、自分自身のI'm not OKの部分を

受け入れる事が必要です。


第5章:話し方訓練

「私の気持ちを分かってくれない」と、

叫んだ事はありませんか?

でも、何を分かって欲しいのですか?

分かって欲しい事が

気付いていない人が多くいます。

自分の分かって欲しい事が

気付いていないのに、

相手の人が、どうしてわかるのでしょ?

クライエントに自分の困っている事を相手に伝えられるように

教えることも、カウンセラーには必要なことです。


第6章:生育歴を知る

カウンセラーは、生育歴のカラクリを

熟知しなければなりません。

クライエントの生育歴のどの部分に、欠損があるかを

カウンセリングを通じて、見抜かなければなりません。


人間の成長・発達に必要なものは

愛情(スキンシップ)と刺激です。

それにより、成長します。

0歳から3歳の育てられた環境により、

その人の性格、

人生が決まります。「刻印付け」と言われます。

第7章:人は悩む

カウンセラーは、「人間は悩むのか?」

そのカラクリを知り、「矛盾」した考え方をする

クライエントの心を知る必要があります。


人はなぜ悩むのでしょう?

悩むことに否定的です。

ダメ人間として捉えます。

人は悩むように出来ています。

悩みがあるからこそ、

成長してきたのです。

逆に、悩みの無い人は、

成長が無いのです。

第8章:更なる無意識の世界を知る

カウンセラーは「心の奥に潜む叫び」を

聴き受け止めなければなりません。

音楽を使った投影法で、

こころの奥の叫びを探すことが必要です。

人は、頑固です。

気付いていても否定します。

理性が邪魔をします。

しかし、無意識の世界は叫びたいのです。

相手に分かって欲しいのです。

悲しいかな、「天邪鬼」故に

心とは裏腹な事を言います。

第9章:あるがままの私


クライエントは過去に拘っています。

過去は変りません。それより「今に生きる」事が必要です。

今を生きるカウンセリングが求められています。


過去を悔み拘って、過去が変わりますか?

未来を不安がって、意味がありますか?

過去が幸せで、現在が不幸せはOKですか?

答えはNoです。

過去がどん底の不幸せだけど、

現在が幸せならば如何ですか?

答えはOKです。


第10章:夢は叶う

クライエントは悩みを見ています。

それ故に、幸せになる自分に罪悪感を感じています。

カウンセラーは、「幸せになって良いのだ」と言う

方向性を示すことも大切です。


夢は叶います。

やりたい事は出来ます。

欲しいものは手に入ります。


但し、逆も真なり

悪い夢を観れば、それも叶います。

第11章:タブーを破る

論理療法により強迫的な固定観念からの脱却を目指します。

クライエントの中に悪い固定観念を見つけ出し

良い固定観念に考え方を変えるように

カウンセラーはクライエントを導きます。


固定観念は社会性の中の常識として大切です。

約束を守る。

仕事はする。

遅刻はしない。

裏切らない。等々


第12章:家族にスポットをあてる

悩みのテーマには「家族」が有ります。

家族全体がクライエントです。

家族をカウンセリングする

総合的なカウンセリングを

カウンセラーには求められています。


機能不全家族

家族がその機能を果たしていなければ

家に戻れば、却って傷が悪化します。

登校拒否、

引きこもり

イジメによる被害者、加害者

拒食、過食の摂食障害

少年犯罪等の、症状を出します。